ワキガ・多汗症の治療
ワキガ・多汗症は完治できるワキガ・多汗症治療について、これから詳しくお話させていただきますが、まず最初に申し上 げたいことがいくつかあります。
そのひとつは、「ワキガ・多汗症は最新治療で治すことができ る」ということです。ワキガ・多汗症については、今でも多くの誤解が残っています。その多くは治療法に関する ことなのですが、ワキガ・多汗症そのものについて、間違った認識をお持ちの方も少なくありません。
「ワキガは体質のせいだから治せない」「手術を受けても、また再発してしまう」実際に患者様とカウンセリン グをしてみると、こうした声はよく聞かれます。
ですが、それはとんでもない誤解なのです。
ワキガ・多汗症は確かに体質的な問題です。しかし正しい治療を受ければキレイに治せるも のですし、再発することもありません。
原因は皮膚の汗腺類
そもそもワキガ・多汗症の原 因は、皮膚表面にある「汗腺」 という組織です。この汗腺には いくつかの種類があり、それら をまとめて「汗腺類」と呼んで いますが、この汗腺類が汗と二 オイの発生源なのです。
汗腺類はその数や分布範囲、 またどれほど活発に活動してい るかが、人によって大きく異な ります。数が少なく、あまり活 発でもなければ、汗もニオイも 気になることはないでしょう。
ですが広い範囲に数多く分布 していたり、さかんに活動して いたりすると、煩わしい汗や強 烈なニオイに、ひんぱんに悩ま されるようになります。これば かりは自分の意志でコントロー ルすることができません。その ため常に「汗が噴き出しやしな いか」「ニオイを発していないか」 と気にすることになります。
しかし最新のワキガ・多汗症 治療を受ければ、このような悩 みは消え失せ、汗もニオイも気 にしなくて良い毎日が訪れるの です。
後遺症の不安もない最新治療
もうひとつ、「最新治療では、 後遺症の心配がない」というこ とも、申し上げておきたいこと です。
過去のワキガ・多汗症治療は 治療法そのものがまだまだ未熟 で、今から考えれば乱暴きわま りないものでした。そのため運 動障害などの後遺症が残ること が多かったのです。
ですが、現代の治療法は格段 に進化しました。最新技術で治 療を行う限り、こうした不安は まったく不要なのです。
私は毎日、クリニックを訪れ る患者様とカウンセリングを 行っていますが、実に多くの方々 が、こうした誤解を抱いていま す。皆さんが気にされるのはま ず「本当に治るのか」という点、 そして「後遺症は大丈夫か」と いう点です。そうした言葉を聞 くたびに、最新治療がいかに安 全で高い治療効果を持っている かをお話ししています。中には 「本当ですか?」と半信半疑にな る方もおられます。それはこの 治療法が多くのメリットを持ち、 患者様にとっても理想的な治療 法であるからなのでしょう。
両ワキ、約60分で手術完了
新のワキガ・多汗症治療では、 両ワキで釣60分と、きわめて短 時間で治療が行えます。現代人 は何かと忙しいものですが、両 ワキを手術しても1時間ほどで 終わるとなれば、より治療を受 けやすくなるでしょう。しかも 術後は入院はもちろん、通院す る手間もありません。たった一 日ですべて終了してしまうので す。
まだあります。最新治療ではメスを使うことかありません。 ですから目立つ傷跡が残ることはありませんし、進化した麻酔 法で痛みの心配もないのです。
手術を受ければそのまま帰宅できますし、すぐに日常生活に 戻れます。当日からシャワーも浴びられますから、毎日の生活 に支障が出ることはほとんどない、と言ってよいでしょう。
あなたの悩みを根本から解決する、最先端のワキガ・多汗症 治療。それはいったいどのようなものなのでしょうか?
汗腺類を徹底的に取り除く
ワキガにしろ多汗症にしろ、その原因は皮膚表面にある汗腺 です。そこで、これら汗腺類を取り除くことで、汗やニオイを 抑えようとするのがワキガ・多汗症治療の考え方です。
こうした考え方に基づいて、今までさまざまな治療法が開発 されてきました。
ごく初期の治療法は汗腺を皮膚ごと大きく切除してしまうと いうもので、傷跡や後遺症のリスクが高いものでした。さすが に現在ではこうした治療が行われることはありませんが、当時 はそれでも、手術を希望される患者様が多かったのです。
しかし問題のある治療法がいつまでも放置されているわけは ありません。その後、医師や研究者たちの努力が実を結び、よ り優れた手法が開発されていきました。
さまざまな治療法の効果は?
現在、ワキガ・多汗症の治療法にはいくつかの種類がありま す。代表的なものでは「剪除(せんじよ)法≒掻屍(そうは)法≒吸 引法」「超音波法」といったところです。詳しくは本書の中でご 説明しますが、概略だけをお話ししておきましょう。
まず剪除法はワキの皮膚を大きく切り開き、汗腺類を取り除 く方法です。汗腺類を直接目で見ながら切り取っていくため治 療効果は高いのですが、手術に時間がかかり、しかも大きな傷 跡が残ります。出血も多く、術後も何度か通院治療を受ける必 要があり、気軽に受けられるものではありません。
掻図法は皮膚を小さく切開し、そこから特殊な器具を差し込ん で汗腺類をかき取る方法です。
ただ、この方法では汗腺類がどれだけ取れたか確認すること ができません。手探りでの手術になるため取り残しも多く、現 在ではあまり行われない手法です。